JR青梅線沿線駅前スタンディング 

3月27日18:00~19:00 
「戦争法廃止」火曜日JR青梅線沿線駅前スタンディング 
第138回 小作駅
 居間に面した庭で、満開のユキヤナギをかぶったエサ台に十数羽のスズメが群れている。駐車場の砂利を踏む足音がして、スズメが一斉に飛び立ち、チャイムの音に玄関へ出ると、望月宏恭さんが腰を低くして頭を下げた。「おはようございます。ご無沙汰しています」。「おはようございます」。「ようやく暖かくなりましたね。わがまま言ってサボっていましたが、また、お仲間させていただいてよろしいでしょうか。今日は、どこですか」。心臓の具合のよくない望月さんは、戦争法反対のスタンディング仲間なのだが、冬場は、大事を取って自重していた。陽気がよくなったので、復帰しようというのだ。
 定例の児童公園清掃の折、自治会長をしていたわたしが、戦争法反対スタンディングの話をすると、「戦争はしちゃいけませんですよ。何にもいいことなんてないんですから」と言い、参加していた自治会の人たちに、どんなに戦争がひどいものであるかを話してくれた。東京大空襲をかいくぐってきた望月さんは、今年83になるが、その言葉には、戦争を知らないわたしなどとは違って、実感がこもり、迫力があった。
 その日以来、望月さんは、スタンディングに欠かさず参加し、皆勤賞物の参加率だ。粋な言葉で冗談を言い、参加者を楽しませてくれる。しかし、寒さは、持病の心臓には大敵で、この間は、しばらくご無沙汰だった。
 今日は、陽気に恵まれ、ほんとに気持ちいい日だった。休んでいた仲間が来てくれて、みんなも元気が出た。文科省前の金曜行動で、携帯スピーカーを置き忘れてしまって、「イマジン」を流すことができず、ちょっと静かなエスカレーター下ではあったが、手袋のいらないビラ撒きがいい。

 

(facebook  Bさんの記事より)

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